夏の疲れを秋に残さない食事と快眠の整え方
残暑がゆるみ、朝晩に涼しさを感じる日が増えてきました。体は「夏が終わった」と判断しきれず、疲れが遅れて出てくる時期です
一方で秋は夜が長くなり、食欲も増しやすく、夕食が遅くなったり長くなったりしがちです
睡眠の質が落ちると、翌日の集中力、安全確認にも影響が出ます
《なぜ今、食事と睡眠を見直すのか》
暑さのピークが過ぎても、自律神経はすぐには切り替わりません
日中はまだ汗をかき、夜は冷えて眠りが浅くなる
この温度差が続くと、疲労回復が遅れます
秋の夜長はテレビやスマートフォンの時間が延びやすく、食欲の秋は「もう一口」が増えやすい季節です
寝る直前まで胃腸が働いていると、深部体温が下がらず、入眠が遅れます
質の良い睡眠が取れないと、翌日のだるさ、肩こり、集中力の低下につながりやすいのです
《夕食のタイミング まずはここから》
理想は、就寝の3時間前までに夕食を終えることです
できれば19時頃までにすませたいところです
内臓の消化活動が落ち着き、深部体温が自然に下がり始め、眠気が訪れやすくなります
仕事や家事の都合で難しい日は、「分食」が現実的です
18時前後におにぎりやバナナなど、消化の負担が少ないものを先に摂ります
帰宅後はお味噌汁、スープ、ヨーグルト、ピクルスなど、胃腸にやさしいもので整えます
カロリーが気になる場合は、生姜湯など温かくとろみのあるものを選ぶと、空腹感を抑えつつ体を温められます。夜遅くに丼ものや揚げ物を一気に食べるより、負担は小さくなります
《快眠を支える7つの成分》
特別なサプリではなく、日常の食材に含まれています。すべてを毎日そろえる必要はありません
その日の献立に、どれか2〜3種類を意識して入れる程度で十分です
〈1〉硫化アリル(ねぎ類・にんにく・ニラ)
鎮静と疲労回復を助けます。独特の香りがありますが、夕食なら気になりにくい成分です
夏に消耗した体を内側からほぐす助けになります
みそ汁の薬味や、炒め物の仕上げにねぎを足すだけでも取り入れられます
〈2〉トリプトファン(牛乳・バナナ・豆腐・卵・ごま)
脳でセロトニンの材料になり、夜はメラトニンの分泌を促します
精神の安定と深い眠りにつながります
豆腐や卵は夕食に使いやすく、バナナは分食の最初の一口にも向いています
〈3〉ビタミンB1(豚肉・のり・大豆製品・ナッツ)
糖質の代謝を助け、疲労回復に働きます。別名チアミンとも呼ばれます
施術後のだるさが残りやすい時期は、豚肉の生姜焼きや納豆、のりを意識すると取り入れやすいです
〈4〉ラクチュコピクリン(レタスの白い汁)
レタスの茎を切ったときに出る白い液です
和名は「乳草(ちしゃ)」で、ミルクのような液を出すことからこの名があります
神経を鎮め、深い眠りを誘いやすいとされています。新鮮なレタスを夕食のサラダやスープに加えるとよいでしょう
〈5〉GABA(レタス・スプラウト・胚芽米)
脳の興奮を抑え、リラックスを助けます
ストレスやイライラが残りやすい日の夕食に向いています。胚芽米に変える、スプラウトを添える、といった小さな置き換えで足ります
〈6〉パントテン酸(鶏レバー・トマト・発芽玄米)
糖と脂肪の代謝を助け、ストレス軽減に役立ちます。安眠しやすい体づくりを支えます。トマトは加熱しても使いやすく、発芽玄米はご飯の一部を置き換えるだけでも取り入れられます
〈7〉ナットウキナーゼ(納豆)
納豆のネバネバに含まれる酵素です。血流を促し、代謝を高めます
夕食に摂ると翌朝まで効果が続き、眠りやすい身体をつくりやすいとされています
ネギや卵と組み合わせると、ほかの成分も同時に摂れます
これらは「食べれば必ず眠れる」ものではありません
生活リズムを整えることと両輪で考えることが大切です
夏の疲れは、秋に持ち越すと冬の不調につながりやすい時期です
無理のない範囲で、今週から1つだけ試してみてください
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